【おうちパンマスターFile vol.1】育児もやりたいことも大切に〜倉知麻里奈さん(前編)
こんにちは、吉永麻衣子officialサイト編集部の井上です。
今回からはじまる『おうちパンマスターFile』では、“おうちパンマスター”として独自に素晴らしい活動をしている方にスポットライトをあて、お話を聞いていこうと考えています。例えば、高齢者施設、海外、自宅教室、ニコニコキッズ活動など、独自のフィールドで“おうちパン”の価値や可能性を伝えつづける“おうちパンマスター”に迫ります。
“おうちパン”との出会いから、さまざまなニーズに応える企画を実行し、今後はどのような活動をしていきたいかなど、その軌跡をインタビュー形式でひも解いていきます。
さて初回の今日は、神奈川県横浜市でご主人、5歳と2歳の男の子二人と暮している倉知麻里奈さんのお話です。
倉知さんと“おうちパン”の出会い
さて、パンが好きになったきっかけや“おうちパン”との出会いはどのようなものだったのでしょうか、倉知さんにインタビューをしました。
――ご自身でパン作りを始めたのは約3年前だそうですが、手作りパンは昔から身近にあったのですか?
(倉知さん) パン屋さんで10年ほど仕事をしておりますが、作ることはなく、色んなパン屋巡りが主でした。
手作りパンは昔から身近でした。母が通っていたパン教室に同行して焼きたてを頬張ったり、家でもよく焼いてくれていましたが、自分が作るのは難しいかな?と思っていました。結婚してから「作る」ことが好きになり、周囲からの「私=パン好き」の印象を思い出し、パン作りをスタート。
しかし、たくさんのレシピを見ても、こね方・発酵が思うようにいつも出来なくて、諦めようかなと思ったところで、吉永麻衣子先生の『冷蔵庫発酵』のレシピを見付けて、本を手に取りました。生活の一部として、当たり前のようにパンを作れるようになれたことは、本当に嬉しく思います。
――お母さまがパンを焼いてくださっていたなんて、倉知さんのパン好き、パン作りのルーツはお母さまなのですね! まだ小さいお子さんがいらっしゃいますが、普段はどのように過ごされていますか?
(倉知さん)
- 平日:長男の登園送迎、午後は習い事、おうち、公園で過ごします。月に数回、リクエストがあれば午前中に自宅レッスン(10:30−12:30)。第2、4金曜は15:00〜カフェでのおうちパン講座をしています。
- 土日:午前中はパン屋のパート。午後は家族でお出かけ、買い物、友人と遊ぶ。ママのランニングサークルに所属しているので、気合いのある日は、早朝や夕方に4,5キロ走ったり、おうちで筋トレすることも(笑)。リフレッシュにはママ友と自転車で何軒かパン屋、焼き菓子屋さんを巡り、おうちでお話しながら戦利品を食べるのが最高です。
――育児にお忙しい中でパン作り以外にも楽しみをみつけて過ごされているのですね! “おうちパン”で一番好きなパンはなんですか?
(倉知さん) これはとても難しい質問です!(笑)どれも好きで決められませんが、1番よく焼くのは基本の「ミルクスティックパン」と「ドデカフォカッチャ」。
ドタバタな毎日の中、子どもたちの寝かしつけから起きても、すぐに仕込めるので、頻度が高く焼いています。また、その生地を使って家族が栄養をとれるようにアレンジをしています。
シンプルなので小麦の味が分かりやすいのも好きですし、レッスンのリクエストも多いです。また、「フライパンであんパン」は「焼きたての幸せ」を毎回感じられて好きです。いつも目を閉じて(笑)、ホカホカのあんぱんを長男と食べます。
――焼き立ての幸せをお子さんと目を閉じて味わっている微笑ましい姿が目に浮かびます。“おうちパンマスター”になるまでのきっかけはなんですか?
(倉知さん) なにか自分が得意となるようなこと、資格、勉強がしたいなと、ふと思いました。今思えば、育児が生活のほとんどをしめていて、何かしらの達成感が欲しかったのがきっかけだと思います。
いろいろな習い事や勉強を考えましたがピンとこず、「自分がなにをしている時に楽しいか」、「ずっと執着して好きなことはなにか」をマインドマップまで書いて考えていた時、やっぱり昔から身近で、関りが多かった「パン」だと思い、それにまつわる資格や勉強を調べて“おうちパンマスター”を見つけました。周囲に認定教室がなかった為、通信講座を受講し、“おうちパンマスター”になれました。
育児で忙しい中でもきちんとご自身をみつめ、好きなこと、やりたいことをみつけた倉知さん。実は倉知さん、“おうちパンマスターになって、なんと1年未満!! 未修園児のお子さんを育てながら、積極的に活動されているエネルギッシュなママです。
さて、そんな倉知さんが“おうちパンマスター”と出会って、どのように変化し、活動の幅を広げていったのでしょうか。次回の後編では、倉知さんが“おうちパンマスター”と出会ってからのことをお伝えします。お楽しみに♪