COLUMN コラム

【生産者さんを応援し隊!】北海道江別市で頑張る女性小麦農家さんを突撃!



パン作りに欠かすことのできない材料「小麦粉」

私達が普段スーパーで手に取っている小麦粉ですが、天候に左右される・労働力不足など生産者さんが抱える問題は多い。

パン作りを楽しむ私たち、多くの方にパン作りを家庭で気軽にして欲しい私たち。

問題に向き合いながらも各地で美味しい小麦を作ってくれている農業者さんにスポットをあて

微力ながら応援したい!

このコラムはそんな想いでお届けしていきます。
 



北海道の小麦の街「江別市」。こちらで小麦農家を営まれている岸本佳代さんにお話を伺ってきました!

伺った7月はちょうど小麦の穂が黄金色に輝き収穫シーズンスタートの時期。

佳代さんのお宅へ伺う道の両端も緑色の水田と、黄金色の小麦畑が風に揺られてとてものどかな風景でした。

 

この日は、朝から佳代さんのお父様がコンバインで小麦を収穫。トラックに載せ運んできた小麦を、大きな乾燥機に詰まらないように量を制御しながら入れていく佳代さん。

床下に落ち小麦が吸い上げられて、麦わらと麦芽に分かれてパイプには麦芽、麦わらを外へと落ちてきます。

この時に詰まってしまうことがあるため、落ちる量を調整し続けます。

コンバイン収穫
IMG_8228




この日収穫した小麦。この日は「ゆめちから。」

 

今年の北海道は雨が少ない事が影響してか、種まきの時期の関係なのか、収穫量も少なめなようです。

自然の中で作物を育てる農家さんは、本当に大変です。

いつもありがとうございます!!

 

今回お邪魔した際に作業していた乾燥機。農協に小麦を出荷する際、既定の水分量でなければ引き取って貰えない(江別市は12.5%以下)ので、しっかりと乾燥させて決められた期日に小麦を運んで行くそう。

 

なので、いつも品質の良い小麦を使って美味しいパンを焼くことが出来るんですね!

ところで皆さん、小麦は品種により種まきの時期が変わるのはご存じでしょうか?


秋まき小麦(ゆめちから等)→9月~10月に種まき

初冬まき小麦(はるゆたか等)→10月~11月に種まき

春まき小麦(春よ恋等)→4月ごろに種まき

 

元々は「秋まき」が主流だったそうですが、病気が流行ったことがきっかけで「春まき」も始まったそうです。

雪が降る前に蒔いた小麦は、雪の下で芽を出し、雪解け共に成長を始めます。

すごい生命力ですね!美味しいパンが出来る事も納得です!!


農家というのは大変なイメージがありますが、佳代さんが農家になったお話も伺いました。

  
ーー「元々、お父様が農家をされていたそうですが、継ごうと思ったきっかけを教えてください。」

 

(佳代さん)2008年に農家を継ぐことにしました。まだまだ、分からないことばかりで父には敵いません(笑)

 

ーー「元々はどんなお仕事をされていましたか?」

(佳代さん)東京で五穀米の営業等をしていました。その後、JICA(国際協力機構)の事務局で働くことに。元々、海外に行きたいという希望があり、ご自身も海外青年協力隊として2年間セネガルへ。セネガルでは、木を植える活動をしていました。

 

ーー「セネガル!場所の見当も付きません(;’∀’)」

(佳代さん)私も最初は分かりませんでした(笑)木を植える活動をしているうちに、自然に触れ合うことの素晴らしさ、家族の大切さを改めて感じました。セネガルの人は、とても貧しい暮らしですが、家族を大事にしているんです!

 

そんな環境にいるうちに、自分の実家はとてもいい環境なのに跡継ぎがいなく、このままなくなってしまうのは勿体ない。東京の都会暮らしに疲れ、自然と触れ合って生活したいという思いもあり、農家を継ぐ事にしました。

 

ーー「すごい人生ですね。セネガルで木を植えたことがターニングポイントだったんですね!佳代さんのご主人は24歳年上のお医者様なんですね!」

(佳代さん)農家をやらせてくれる人を探していて出会いました。家事も協力してくれて、不規則な農業という仕事を自由にやらせてくれています。夫や子供に自分が作った野菜を食べさせられるのが幸せです。

 

ーー「家族に支えられているお陰で、今の生き生きした佳代さんがいらっしゃるんですね!話は変わりますが、女性の農家さんは珍しいですか?」

(佳代さん)やはり、農業は男社会というの感じはまだあります。青年部等の集まりもあり時々付いていけない時もあります(笑)ですが、勉強会もあったり、北海道内の女性農家で出来ている北海道農業女子ネットワーク『はらぺ娘』に参加して活動をしています!

https://www.facebook.com/harapeko.hokkaido/

今はコロナで中々集まることが出来ませんが、ポストキャストを使用してラジオ配信をしようと動いています!

 

ーーとても活動的で尊敬します!跡継ぎが少ない農業、これからは女性も活躍する場になってほしいですね!

今回、取材させていただいて、大切に育てて作り上げる小麦。いつもパン作りで気軽に買って使っている小麦粉ですが、農家さんの想いがとても詰まっていると感じました!生産者さんに感謝をしてこれからも使わせていただきます!ありがとうございました!これからも美味しい小麦を宜しくお願い致します!」




 
 
 今回取材に協力してくれた農業者さん



岸本 佳代さん
北海道の小麦の街「江別市」でお父様の跡を継ぎ、小麦農家を営む。
お二人の男の子のお母さんでもある。

北海道内の女性農家で出来ている北海道農業女子ネットワーク『はらぺ娘』に参加。

https://www.facebook.com/harapeko.hokkaido/





 

MENU