COLUMN コラム

【おうちパンマスターFile vol.23】誰でもいつからでも〜松村千秋さん

こんにちは!吉永麻衣子officialサイト編集部の井上です。
”おうちパンマスター”として、独自に素晴らしい活動をしている方にスポットをあて、お話を聞く『おうちパンマスターFile』。

今回は保育園の園長として定年を迎えた後、おうちパンマスターとして新たに子育て支援に取り組んでいらっしゃる松村千秋さんです。
お孫さんとのパン作りやおうちパン以外の日々の生活も楽しんでいらっしゃる様子がとても温かく微笑ましい松村さん。おうちパンとの出会いからお聞きしました。

「恩送り」という言葉に動かされ、人生の目標を再設定


ーーまずはプロフィールを教えてください。
松村千秋、60代です。ぎりぎり60代のつれあい(夫)と千葉県船橋市で暮らしています。歩いて5分のところに息子夫婦(ともに30代)と4歳と0歳の孫がいます。保育園のお迎えに行ったり一緒に遊んだり。孫との関わりはほぼ毎日です。 

子どもは発展途上のパワフルな生き物。時には疲れることもありますが、子どもの視線や発想が面白くて、思わず笑ってしまったりワクワクをもらう方が圧倒的に多いです。

大人の凝り固まった感覚がほぐされます。

(右:松村さん)

ーーパン作り歴は何年くらいになりますか?
パン作りはおうちパンに出会ってからです。おうちパンマスター2019年組、おうちパン人2年生になりました。

それまではパンは買うもの、自分で作るなんて「そんなエネルギーないない!」憧れもなかったです(笑)

ーーパンを焼くという選択肢がそれまでの人生にはなかったのですね〜パンは買うもの、と思っていた松村さん、おうちパンとの出会いはなんですか?

保育士として保育園や子育て支援センターで仕事をしていました。定年を迎え園長という肩書きを降ろしたときは、ホッとして軽い燃え尽き症候群になりました。人生100年時代、少しのんびりしよう!と思いましたが自由に動ける時間はそう長くないはず。やり残しを数えて後悔したくないなぁ。やりたいことはやってみよう!と某テーマパークのキャストやアルバイトを体験してみました。

考えてみれば私もいろんな人にお世話になって今があり、「恩送り」という言葉にも心動かされて、好きな子育て支援に帰ろう!と目標を再設定しました。

そしてある日、♯子育て支援を検索していると「子育てサロンでおうちパン講座開催」「簡単でおいしいパン作りに笑顔」という記事がヒットしました!

なになに?あっこれこれー!これだ!

お母さんが楽になるなら、お母さんが笑顔になるなら、きっと家族は幸せだ!
前置きが長くなりましたが、これがおうちパンとの出会いです。

ーー「恩送り」素敵な言葉ですね!定年まで立派に勤め上げられて、色々な経験を経てご自身の原点に戻ろうと思った時におうちパンに出会ったのですね!「子育て支援」と「パン作り」、一見接点がなさそうに見えますが、松村さんの中で直観的につながったのですね。その後、おうちパンマスターになるまでのきっかけはどんなものだったのですか?

子育て支援の検索から繋がったおうちパン。
「おうちパンとはなんぞや?」
早速、書店でドデカパンとスティックパンの本を購入し作ってみると・・・
参りました!本当に目からうろこでした!
家族もパンの焼ける匂いと美味しさに参った!と思います。

そして吉永麻衣子先生のホームページを開けると今度は「おうちパンマスター認定講座」の案内が飛び込んできました。もうこれは運命!神さまありがとう!という感じです。

迷いなく「おうちパンマスターになろう!」と決めました。

講座は全6回、シニアの井上先生、尾畠先生にはおうちパンマスターになるまで大変お世話になりました。コロナ禍の今、県を越えて海を越えて(尾畠先生)なかなかお会いできませんが、今も分からないことがあると即お尋ねしています。

一緒に学んだ16名の受講生はお子さん連れの若いママさん方が多くいらして、忙しい子育ての最中、お子さんと一緒に学べる機会があるのは素晴らしく、おうちパンの懐の広さとおうちパンの役割や可能性をを実感して、益々おうちパンマスターになりたいと思いました。そしてこの講座は毎回、なま麻衣子先生とまちゃくんに会えるスペシャルな講座でした。懐かしいです〜!

ーーそうなんです!実は松村さんは、東急セミナーBEで行った認定講座で、吉永麻衣子先生と私たちが認定させていただいたおうちパンマスターさんなんです。あれから2年、本当に懐かしいですね!千葉の船橋市から神奈川のたまプラーザまで通っていただいて、本当にありがたかったです!

パン作りはおうちパンが初めてだったという松村さんですが、今では色々なパンを焼いていらっしゃいますよね!そんな松村さんがおうちパンで一番好きなパンはなんですか?

いろいろありすぎて困ってしまいますが・・・クリスマスちぎりパンです!
8個のちぎりパンをみんなで丸めて並べるだけで可愛いのに焼き上がりは更にめちゃくちゃ可愛くてテンションが上がります。
みんなでとろとろチーズをフーフーしながら食べるシチュエーションを含めて大好きです。

無縁だったSNSが身近になり、講座開催で暮らしも賑やかに。

ーーおうちパンマスターになり、変わったことや良かったことを教えて下さい。また、一番うれしかったエピソードがあれば教えてください。
無縁と思っていたSNS。必要に迫られて始めたら驚くほど世界が広がったことです。
課題の提出のフェイスブック。
麻衣子チャレンジでインスタグラムのストーリーズ。
麻衣子先生のお話が聞きたくてクラブハウス。

ばぁばでもなんとかなるさ〜

最近はCanvaで作ったフライヤーが素敵と褒めていただき、嬉しくて使い方をレクチャーしてしまいました。知ったかぶりです(笑)

パンの写真を撮るのもとても楽しいです。その間、家族はおあずけですけど慣れたみたいです。静かに待っています(笑)孫もお料理を盛り付けて私のiPhoneで撮って「ばぁばみたい〜」と楽しそうです。

共通の趣味になるかしら〜

全国のおうちパンマスターさんの活躍を拝見したり、遠くの方と繋がらせていただいたり人生の楽しみがぐぐっと増えました。

一番うれしかったことは、お教室に来てくださった方がおうちパンマスターにチャレンジされたことです。まもなくおうちパンマスター誕生!そのきっかけになれたこと、仲間が増えたことがとても嬉しいです。

クラブハウスまで使いこなし、フライヤーまでご自身で作られるとはさすがです!遠くの方とも気軽に繋がれるのは、SNSの恩恵ですよね。
ーーおうちパンを焼いたり、おうちパンマスターの活動に対し、ご家族の反応はいかがですか?
もともとパン好きなつれあいは「こりゃたまらんなー」と焼きたてパンにノックアウト。食べ過ぎ注意信号がいつも点滅しています。孫が夢中で離乳食パンを食べる様子が見られたり、おうちパンづくりを一緒に楽しんだり、戸外でおうちパンをほおばったり。我が家でもおうちパンは大活躍です。

孫は「ばぁば〜パンやさんやるの?あかちゃんくる?おもちゃつかっていいよ〜」ととても協力的です(笑)つれあいも講座の買い物、掃除、忘れ物チェック等、協力してくれます。特に自宅教室の日は玄関先のお花を綺麗にしてスリッパを並べて・・・

おもてなしの心遣いです(笑)教室には「じぃじいるかな〜?」と楽しみに来てくれる小さなお客さんもいて、プランターにミニ菜園を作って待っています。ランチでベビーリーフをもりもり食べたよと報告すると「次は何にしようか?孫が増えたようだね」と楽しそう。薔薇の時期は一緒に眺めてくれるお客様がいらっしゃると一層テンションが上がる様子です。

要はシルバーふたりの暮らしがおうちパンで賑やかに華やいでいる!

ということです(笑)おうちパンのおかげさまさまです。

小さいゲスト様も楽しんでもらいたい!

ーー松村さんが独自におうちパンマスターとして活動しているフィールドやジャンルがあれば教えてください。長年保育士としてお仕事をされていた松村さんですが、ご自宅ではお子様連れのレッスンも多いそうですね。
独自はないと思いますが、活動を知った遠方の方からお声がかかるようになりフィールド少しずつ広がって来ました。相棒のトースターと共にどこでも出掛けて行きます。?

小さいお子様はお母さまのお連れ様ではなくて、小さいゲスト様(笑)で参加していただいています。遊んでいる様子やママとのやりとりを見て、参加できるところは積極的に!勧めます。あかちゃんにはランチタイムまでにその場と私に慣れて、ママがゆっくりランチできる関係づくりを目標にしています。

自宅レッスンの場合は、家までの道が分かり難いので途中までお迎えに行きますが、その道すがらのおしゃべりからスタート。「私は怪しい人じゃないのよ」をさりげなく伝えます(笑)

人懐こくてはじめても大丈夫!というお子さんの手を一緒に洗ったり、おもちゃに誘ったりママたちの身支度の間も関係構築(笑)

お子さんたちが遊びに入り始めたところでパン教室が始まります。

お部屋の環境もお子さんの年齢を考えて整え、目が離れたとしても危険がないようにします。(目の端にはいつもお子さんの様子を入れつつ・・・そこでお子さんと目があったらラッキーチャンス!ニコッと笑顔でこの人は安全!をアピール!この小さい積み重ねが大事〜)

?レッスンはなるべくお子さん主体の言葉かけで進めます。例えば「ねぇみてみて!」とか「ここはママにやってもらおうね!」「ママ上手!丸くなったから今度は○○チャンがグーパンチしようか〜」こんな感じです。

仕込み水を入れる、ヘラで混ぜる、こねる、めん棒でのばす、カット成形・・・パン作りは道具が安全なので、参加できるポイントがたくさんあって楽しめます。

?あかちゃんも慣れきたら抱っこで、ママたちが作っている様子を見学参加です。みんなと一緒に!は、あかちゃんも嬉しいものです。

?レッスンメニューはリクエストですが、途中飽きたりおなかが空いたりした時のお助けにお子さんが食べられるスティックパンやグリッシーニを試食で用意しています。休憩タイムにもってこいのお助けパンです。

それでも後半はさすがに飽きてきますから、抱っこでトースターをのぞいて焼け具合を見たり、自分のお皿に盛り付けをしてもらったり、あの手この手でその先に興味をつなげています(笑)でも、お子様連れのレッスンは、やはり欲張らずに流れよく!が一番のポイントです。

途中、あかちゃんの離乳食タイムがあれば、その間に洗い物やランチの準備をして、本日お楽しみのランチタイムとなります。誰のお楽しみか?というと私です(笑)あかちゃんや食べ終えたお子さんと遊びながら、ママたちのゆるりっとしたお顔を眺めるのが至福です。

外部講座のときは流れが違ってきますが、お子さんも楽しんでもらいたいという気持ちは一緒です。

ばぁばのおうちパン教室「mianonna」は遊んで、食べて、寝て、オムツ替えて〜の中にちょこっとパン作りが入っているという感じでしょうか(笑)

みんな一緒に・・・がママとお子さんの笑顔になるのかなと思います。

ママから「せんせいとパンつくったね!」「こんどはせんせいとホットドックつくる〜」と言っています、と伺うと、小さな人たちのお楽しみにも貢献できている!とめちゃくちゃ嬉しいばぁばです。

なるほどー、元保育士さん、そして二人のお孫さんのばあばとしての経験からくる沢山の心遣い、勉強になります!小さなゲスト様も、ばあばのおうちに遊びに行くようで安心ですね!

ーーおうちパンマスターとして活動するなかでくじけそうになった時はありましたか?
インスタグラムを見て友人が自宅教室に来てくれましたが、その先がなかなか広げられませんでした。SNSの発信力が弱かったですし(これは今もです)地域の張り紙、ポスティングへの反応も薄かったです。井上、尾畠先生の教室に参加して励ましていただいたり講座のイメージ作りをしつつ・・・モチベーションを維持しました。

(自身のお教室のイメージを描くのはとても大切だと思いました。)

先ずはおうちパンを知ってもらうところから!と社会福祉協議会に試食のパンを持って講座のアピールに回ったところ好感触。いくつかの地域から子育て支援、シルバークラス、男性の料理講座とお声がかかり具体的な日程が決まったところでコロナ禍となりました。ご近所のカフェ講座も中止になり「はぁ〜〜〜〜〜」とくじけました。

1回目の宣言解除後、気になっていた新しいカフェの素敵なオーナーさんと出会い、感染対策の協力をいただきながら毎月開催の現在に至っています。

カフェ Vine and Shrub?

ーーおうちパンマスターとして、今後どのような活動を描いていきたいか、ビジョンがあれば教えてください。
カフェの案内を見て関心を持ってくださったり、ご友人を誘って自宅教室に来てくださったり、週1回程度の講座開催がばぁばにはちょうどいいペースです。

教室の名前のmiananna(ミアノンナ)は私のおばあちゃんという意味です。のんびりとおばあちゃんちに遊びに来てくださったらうれしいです。きっと私のほうがお子さんたちに癒されているのかもしれません。

コロナ禍でストップしている地域の事業が再開された時には、おおいに張り切っておうちパンをお伝えしようと思っています。今は状況に応じて何事も柔軟に・・・です。

本当にその通りですね。今は充電期間、その時がきたら思いっきり動けるように、おうちパンマスターみんなで備えましょう!

――普段の過ごし方や趣味、おうちパン以外に頑張っていることなどを教えてください。
夕方保育園のお迎え時間までが自由時間です。週1回のおうちパン講座とウクレレ教室、フラ、朝ヨガと夜瞑想。それと最近タロットカードの勉強を始めて娘に怪しすぎる〜と言われています。でもカードって深いんです。ばぁば占い師も無きにしも非ず?

おうち時間が増えたので麻衣子先生の「みんなんちのパン」やオンラインの料理講座に参加しています。タイミングが合えば料理教室にでかけ、美味しいお料理をいただいてリフレッシュしています。 

自分を整え老いを受け入れながら、今日一日を楽しんでいます。

――自宅教室やレッスンなど、PRしたいことをどうぞ!
月1回のカフェレッスン以外はリクエストレッスンです。どんなパンが好き?どんなパンが焼けたら嬉しい?ご家族は?とお話しながらメニューを決めて準備をしています。
先日はお酒のお供に楽しめるパン!というお題をいただきました。お教室にいらした方からは「落ち着く、安心、ホッとする、癒される、ゆっくりランチができました」との感想をいただきます。それがPRポイントなのかな〜と思いますが、きっとパン生地の癒し効果ですよね!

ホームページやブログはなくて(できない・・・)

唯一のSNSはインスタグラムですが「孫とばぁばの日々&おうちパン」がごちゃまぜ状態です(汗)ここなんとかしなくちゃいけないところ(泣)

アカウントはこちらです。お時間があったらのぞいてみてください。

誰でもいつからでも〜

――最後に、未来のおうちパンマスターや読者のみなさまへのメッセージをお願いします!

私からお伝えできるのは「誰でもいつからでも〜!」でしょうか。

みなさんのベストタイミングでおうちパンを学んだり、ご自分のペースでお教室を始められるといいですね。もし迷ってモヤモヤしていたら・・・やる方向にハンドルを切ることを是非おすすめします。初めてに不安はつきもの。そんな時ってできない理由を探して諦めて安心するってありませんか?ちょっと怖いけど扉を押して新しい自分に会うのを楽しみに一歩をスタートしていていただきたいなと思います。

ばぁばの私にもまだ可能性はあるんじゃないかなぁと思って、数年後の自分のイメージを描きながら楽しんでいます。

高原の木々に囲まれた暖炉のあるお家でパンを焼き、時々訪れる人を美味しいお料理でおもてなしをしてのんびり暮らしています。きっと(笑)

常々「おうちパンはチーム!おうちパンマスターを絶対一人にしないから!」と話す麻衣子先生の愛はめちゃくちゃ大きいです!アドバイザーやシニアの先生方も親身になってサポートしてくださいます。お近くにおうちパンマスター仲間もいます。

ぜひ一緒におうちパンを楽しみましょう。おうちパン人を楽しみましょう!

おわりに

松村さんのお話、いかがでしたか?

長年、保育士として子育て支援に尽力されてきた松村さん。今は形を変え、おうちパンを通して頑張っているママを応援したい、というお気持ちが言葉ひとつひとつの温かさに溢れていましたね。
子育てを頑張っているママへの愛、小さいゲスト様への愛、ご家族への愛、おうちパンへの愛を感じました。
何より自然体でご本人が楽しんで活動していらっしゃる様子に、人生の大先輩として憧れます! 
おうちパンは「家庭料理」、その主役はおうちパンを囲む「家族」だからこそ、様々な人生の経験がおうちパンマスターとしても生かせるのではないでしょうか? 
制限のある日々が続きますが、思いっきり活動できるその時が楽しみですね!

次回のおうちパンマスターFileもお楽しみに!

 

 

 


 

 

 

 

 

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