
普段は忙しいので簡単なおうちパン。今はせっかく時間があるので自家培養酵母でパン作りなんていかがですか?
来週月曜日から“みんなで元種作り”をスタートしてみますので、間に合う方はぜひご参加ください。
月曜日にスタートしてパンになるのは木曜日の予定です!!
自家培養酵母のパンを焼く心得
始める前に、自家培養酵母のパンを焼く心得をお伝えしますね。
一般的に「自家製」酵母と言われる酵母ですが、自分で作り出せるものではありません。もともと自然界にある酵母を人間は「増やす」ことしかできません。自分のところに来てくれた酵母君を増やします。酵母君が居心地の良い環境にしてあげられれば増えていきます。例えば金魚を飼うのと同じことで、毎日これだけのエサを何回あげれば何年くらい生きる、というのが目安としてありますね。それと同じ気持ちで酵母を育てます。ちょうど春になり、暖かい気候になってきたので、酵母君の増えやすい環境が整っています。1年の中でも暑すぎず寒すぎず、今の時期と秋がチャンスです。
これからここでご紹介することはあくまで「目安」です。
ペットを育てるのと同じで、酵母を育てるのに「目安」はあっても「絶対」はありません。その場で見て判断してあげてください。ただ、作業としては難しいことはないので、そんなに構えずに・・楽しく酵母を増やしてみましょう!!最後は本当においしいパンになりますよ。
自家製酵母パン作りの準備
①まず液種を作りましょう!
液種を作るのにけちけち酵母だと1週間弱、ジュース酵母だと1晩です。作り方はこちらにあります。4月27日の月曜日までにこの液種を準備してください。ちょい足しではなく、酵母で膨らませるパンのための液種なのでシュワシュワ元気な液種をお願いします!初めてで不安な方はジュース酵母でご参加を!!
ここからを毎日インスタでご紹介してきます!作業はむずかしくありませんので、楽しく参加してください。
②次に元種を作りましょう!
■1日目 4月27日(月)
液種 30g + 全粒粉(なければ強力粉)30g
これを清潔な保存容器や瓶に入れてスプーンで合わせます。
↓
倍になるまで待ちます。目安:5時間
倍になったら、冷蔵庫で一晩。
■2日目 4月28日(火)
昨日の元種 + 液種 30g + 強力粉 30g
これを昨日の元種の上から入れてスプーンで合わせます。
↓
倍になるまで待ちます。目安:5時間
倍になったら、冷蔵庫で一晩。
■3日目 4月29日(水)
昨日の元種 + 液種 20g + 強力粉 30g
これを昨日の元種の上から入れてスプーンで合わせます。
↓
倍になるまで待ちます。目安:5時間
倍になったら、冷蔵庫で一晩。
↓
元種完成!!毎日1回かき混ぜれれば冷蔵庫で1週間ほど持ちます。
③いよいよパン作り!
■4日目 4月30日(木)
自家製酵母の丸パン 材料
強力粉 250g
元種 160g ※作ったもの全量
塩 4g
砂糖 20g
水 150g
バター 10g
- こねる
- 1次発酵 18℃で目安6時間程度。見た目が1.5倍程度になるまで置く。
- 分割・丸め ※強く丸めすぎるとなかなか元に戻らず仕上げ発酵に時間がかかりすぎるので注意!
- 仕上げ発酵 40℃で30分
- 焼成 200℃で18分