ヨシナガマイコのおうちパンのある生活

RECIPE

【コラム】防災パン ~防災パンをきっかけにママたちに備えて欲しい~

今回は災害時のおうちパン(以下防災パン)をおうちパン講座で伝えてくれているお二人に、どのように講座を開催されているのか、防災パンに望むことなどを取材してみました。

防災パンとは…カップで計量し、ボールや袋などその時にあるもので生地をこねて、フライパンで焼く、そんな究極に必要な工程だけを残したパン作りです。

だだ「知っている」と「一度作ったことがある」では、この差はとても大きいと思っています。ぜひみなさんに一度体験してもらいたいと思います。

どうぞご一読ください。

ーー自己紹介をお願いします。

川瀬明子です。6歳と4歳の二人の息子がいます。結婚を機に岐阜県で暮らしています。それまでは栃木県の中学校家庭科と小学校の教師をしていました。おうちパンに出会ったのは二年前です。今は、家族のためにパンを焼くのが中心で、たまに自宅や外部で講座もしています。おばあちゃんになってものんびりとパン作りがお伝えできたらと思っています。

堀まどかです。岐阜県在住の1歳男の子と4歳の女の子を育てる母です。結婚前は学校の栄養士として給食献立を考え、子どもたちへの食育指導を行ってきました。結婚後退職し、上の子の離乳食期におうちパンと出会い手作りを楽しみながら、のんびりと活動しています。地域において子どもを育てるお母さんへの手助けができたらと思います。

ーー「防災パン」の講座を最近はオンラインでされているのを見かけますが、どのような経緯で開催に至りましたか?

(明子さん)月に一度、同じ市に住むおうちパンマスターの高橋知子さんと一緒に対面で「防災パン講座」を開催しているのですが、遠方にお住まいの方からリクエストされてオンラインでも開催するようになりました。防災って子どもを持つ親なら誰でも必要に感じていて、でも一人で考え始めると色々不安になってくるので、何人かで話して情報をシェアすることが大切だと実感しています。

さらにどんな災害が起こりやすいかは地域によって異なる事や、いざというときに近くに助け合えるコミュニティが築けていると安心できる点からもお住まいのエリアで防災について話す事が大切ですよね。

オンライン講座では、おうちパンマスターで防災パンに興味のあるメンバーがインスタの投稿を見つけて、参加してくれ、防災パンでの繋がりも徐々に広まりつつあります。

photo by OFA PHOTOGRAPHY

ーー確かに!私も3人子どもがいますが、考えるだけでも冷や汗が。だからと言ってきちんと備えているかというとそういうわけでもないので、強引にでもこういった機会があるといいですよね。

まどかさんと明子さんの出会いは何だったのですか?急に防災パン講座をしよう!なんてならないですよね笑

(まどかさん)昨年の1月に明子さんたちのニコニコキッズチームが開催していた講座に子どもと参加し、そこからいろんなご縁でつながらせていただいています。私はかつて栄養士として学校給食施設で献立を考えていました。給食施設やそこに携わる調理員等は災害時に地域での重要な役割があるとされています。このような考え方が癖になって、今でも家族の中での「防災」については私が責任者!くらいの気持ちでやっています。

そんな時に明子さんが開催している防災パン講座に惹かれて参加せずにはいられませんでした。

(明子さん)そうそう!わたしが防災パンを焼いてはインスタで投稿すると、必ずまどかさんがコメントをくれて…やらなきゃいけないと思いつつなかなか一人で焼けてないって話していたよね。講座に参加してくれてからまどかさん自身も講座でどうやって防災パンを伝えたらいいのか悩んで、講座する意味とか一緒にいろいろ話したよね。

ーーそんな出会いだったんですね。そうですよね。何かあったときって、公立の小学校に避難してそこで食料頂くことを勝手に想像していますが、それも誰かがきちんと管理しておいてくださっているから叶うことですもんね。感謝です。

パン以外にも美味しそうな料理を防災の講座でお伝えになっていますよね?

photo by OFA PHOTOGRAPHY

(まどかさん)はい、パッククッキングですね。トマト缶と豆、ツナ缶などの材料を耐熱性の袋に入れて、沸騰したお湯の中に入れて火を加えるだけでスープになるんです。そしてなによりいいのがこれ、一人一袋で作れば食べるときに器もいらない。(ゴソゴソとzoomの画面の向こうにいらっしゃるお二人が色々見せてくれる!笑)温かいものがいただけるって被災したらとても心が温まると思うんですよね。

(明子さん)そうだよね。温かいものが食べられたら幸せな気持ちになるよね!先日、防災パンを焼くおうちパンマスター仲間と話す機会があって、「災害時にパンを焼く必要があるの?」と旦那さんに言われたって話が出たんです。確かに災害が起きてすぐに焼くということはできないですよね。栃木で小学校の教師をしているときに東日本大震災を経験して、目の前の子どもたちは不安でいっぱいだったけどがんばっていたのが忘れられません。停電だったり、断水だったり、流通もなかなか元通りにならない中、コンビニもスーパーもパンの棚は空っぽで。そんな中で、普段食べているママのパンが食べられたら安心できると思うんです。

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---そうですよね。おなかを満たすことというよりは心のためにパンを焼けたらいいですよね。

(まどかさん)そうそう、子どもと一緒にコネコネして焼いたら、きっと子どもも楽しくて、焼き立てパンの香りを嗅ぐだけでも最高の癒しになると思います。

(明子さん)うんうん、そう思う!防災パン講座がママたちの災害への備えのきっかけになったら最高!

最近、これならできそう!って私が実行しているのが、普段の買い物の時に『何か一つ「災害の備え」になるもの』を買うことです。ローリングストックってかっこいい言葉もありますよね。災害が起きてから必要なものを買い込むと混み合って大変になるので、普段の買い物から少しずつ。防災に役立つかなって視点でスーパーを歩いてます。

---その視点はなかったな!なるべくスッキリものを置かずに暮らしたいとか思ってしまっていた!

(明子さん)どんな物でもいいんです。水1本でも、乾電池1個でも。あっ!講座でもお伝えしているんですけど、スティックシュガーは個装になっているので防災パン作りにも計量いらずで便利です!

---そっか、そんなものでいいんですね。私ももっと防災について知りたいし、備えたいと意識がちょっと変わってきた気がします!この1時間の取材が私の人生を変えたかも?

(まどかさん)嬉しいです。私自身ももっと防災について知りたいですし、ぜひおうちパンマスターの方に力を借りて、そんなママが増えていくといいなと感じています。ママたちが防災を知ったらすごい力になると思うんです。

---そうですね!おうちパンマスターの力を借りて、この考え方をぜひ広めたいですね。防災パンの講座をしてみてよかったことはありますか?

(明子さん)おうちパンマスターみんなでやったら百人力!

やってよかったことは地域との繋がりができたことです。災害への備えは、住むエリアによって異なるので、お住まいの地域で繋がっておくと安心です。行政はもちろんですが、近隣に困ったときにSOSを出して助け合える仲間がいるのっていいですよね。

ーー次回、誰でも参加できる防災パンの講座の開催予定はありますか?

4月22日にオンラインで防災パンの講座をします。多くの方とパンを焼いて、防災について考えるきっかけになればいいなと思っています。

あっこ&まどかの防災パン講座 @zoom 〜一緒に防災のことを考えようの会〜

【内容】吉永麻衣子先生のホームページにある防災パン講座/パッククッキングのご紹介

ママ目線で災害への備えについてお伝えします。いざと言うときを想定して焼く防災パン、災害時における食事の工夫を少しお伝えしたいと思っております。

【料金】モニター価格 1,000円 ※来月より値上げ致します
【日時】4/22(木) 10時30分〜12時
【お問い合わせ・申し込み】お二人のインスタグラムからお願いいたします。
明子さん:https://www.instagram.com/ouchipan_akko33
まどかさん:https://www.instagram.com/maru_fuku23

---最後にこれを読んでくださった方へ一言お願いします。

(明子さん)「防災パン」。気になっているけどまだ焼いたことない方は、ぜひ一度焼いてみて欲しいです。一人ではなかなかできなかったら仲間と一緒に焼くのがおすすめです。

(まどかさん)ぜひ、なんとなくで防災パンを作るのではなくて、「もしも」の時のことを想定して作ってみてほしいと思います。そうするとまた新たな発見があり、いざという時に備えられると思います。皆さんも一緒に防災パン焼いてみましょう。

photo by OFA PHOTOGRAPHY