けちけち酵母のおこし方
秋と言えば実りの季節! たくさんのおいしい果物がいただける季節ですね。
気温もちょうどよく、果物がたくさん出回るこの季節にチャレンジしてほしいのが、「けちけち酵母」をおこすこと。
いわゆる「自家製酵母」というものです! あまり難しくしたくないのですが、本当は「自家培養酵母」と表現するのがぴったりきます。
果物の皮についている天然の野生酵母をちょうどいい環境に置いて、たくさん増やすというのが「自家培養酵母」、「自家製酵母」です。
ぜひこの秋にチャレンジして、一味違うパン作りしてみてください。
- 作業時間
10分 - カテゴリー
その他 - 難易度
材料(500mlペットボトル)
水・・・りんごと合わせて容器の2/3程度
必要であれば砂糖大さじ1
炭酸ペットボトル(口をつけずに飲み、水で洗ったもの)
※発砲してくるので、強い炭酸用がおすすめ。
詳しい解説動画はこちら!
作り方
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仕込み
きれいに洗った容器の底から3分の1程度になるように、りんごの皮と芯を入れます。
その上から、水の底から3分の2まで入れます。
ふたを閉めシャカシャカふり、常温に置いておきます。
※ペットボトルの中の皮や芯が液体に漬かっていないと、腐ったりかびたりするので、水に漬かるように材料を小さくカットしてください。
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発酵
1日に2回程度ふたを開けて空気を入れ替えてから、ふたを閉めて振ります。少しずつ発泡してきます。
20℃くらいの場合、5日程度でしゅわしゅわと酵母が起きてくる。
発泡して、容器の底に白い細かな澱(おり)がたまれば完成。
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保存方法
完成したら、急ぐときはそのまま冷蔵庫へ。
時間のあるときにシャカシャカと振って、一度ざるにあけ、液体のみペットボトルに戻してください。1か月使うことができます。
冷蔵庫の中でも発泡して膨らんでくるので、1日に1回はふたを開けること。
冷凍もできます。
製氷皿に流し固め、使うときに仕込み水に溶かせばOKです。
コツ・ポイント
30℃前後が一番酵母の増えやすい温度です。
夏場は暑すぎるので涼しいところを探して。暑すぎるとかびやすいです。
冬場は少し手助けをしてあげる必要があります。
少し温度の高いポットのそばや冷蔵庫の上に置いたり、お持ちの方はヨーグルトメーカーなどで一定の温度にしてあげられると安定して酵母を増やすことができます。