
今月はまだ時間がある方が多いと思うので、いつもの食パンに加えて少し実験をしたいと思います。
完成まで早くて2日かかるので、お時間のある方はぜひチャレンジしてください。
いつも公開しているレシピは捏ねるタイミングが1回でこのようなレシピです。
- 強力粉 200g
- 塩 3g
- 砂糖 14g
- 牛乳 70g
- 水 70g
- インスタントドライイースト 2g
これを一気に1回でこねますね?
でも今回のレシピは、これを2段階に分けます。
“パウンドケーキ型で焼くふわふわ食パン” 材料
<1日目>
- 強力粉 100g
- 水 70g
- インスタントドライイースト 1g
これを冷蔵庫で8時間以上置きます。
<2日目>
- 昨日の生地全量
- 強力粉 100g
- 砂糖 14g
- 塩 3g
- 牛乳 70g
- インスタントドライイースト 1g
- バター 15g
これをこね、8時間冷蔵庫で置いたのち、成形して仕上げ発酵を取り、180℃で25分焼きます。
※作り方の詳細は下記の動画をご覧ください。パウンドケーキ型:横18cm、高さ6cm 使用
“パウンドケーキ型で焼くふわふわ食パン” 作り方動画
一気にこねて焼いたもの。半分こねて、2回に分けたもの。どのような違いがでるでしょうか?
これは製パン理論で言う「中種法」という方法です。
強力粉にイーストという酵母にとっては最高の状態。
エサがたくさんあるので発酵力をつけます。
その生地を使うので(2日目の捏ねを本捏ねと言います)、さらに発酵の勢いがつき、ふわっふわの生地ができます。
焼きあがった後の劣化が遅いのも嬉しいところ。
全く同じ材料なのに、全く違った焼き上がりになります。
時間があれば一気に捏ねる方法(ストレート法)と、2回に分ける方法(中種法)で焼き比べ、食べ比べしてみてください。
あー、パン作りは楽しい!
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